ロンドンのパブからタバコの煙が消える?

パブといえば、日曜のサンデー・ロースト・ランチ、フットボールの試合、そして・・・喫煙者の天国。

ところが、約2万ものパブが、今後「全面禁煙」をすることに決めたらしい。これがきっかけで、業界の売り上げに影響があるのでは、との懸念がある。

ところが、東ヨークシャー州のウッドマンジーにあるパブ、『ワートン・アームズ』では、禁煙を実施したところ、週に£3,500(約70万円弱)の売り上げ増が見られて、オーナーのデヴィッド・シアーさんはほくほく。

「6人のパーティーがあっても、喫煙者はそのうち一人くらいだし、外でタバコを吸うことに文句を言わない。店の空気もきれいになって、スタッフの二人もタバコをやめたんだ。」

特別な部屋を覗いては禁煙、という動きが、大手パブ・チェーンにも見られる。ハーベスター、オール・バー・ワン、オニールズなど。この自主的な禁煙運動は、政府による「強制禁煙制度」を防ぐ処置であるとも見られる。

昨今の健康庁の調べでは、80%の人がパブでの喫煙を禁止して欲しいと望んでいることが分かった。

ブリティッシュ・ビール・アンド・パブ・アソシエーションのスポークスマンであるマーク・ヘイスティングスは、この禁煙要望に答える必要があるとしながらも、「アイルランドでパブが禁煙としたところ、15%も売り上げが落ちたことも留意しなければならない」と忠告している。

よかった、タバコやめておいて!

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