ここからはネタばれです!








でも、この映画の一番の皮肉さは、「ゾンビ対人間」の戦いだったのが、「人間対人間」の戦いに変わるところ。

せっかく平和だったショッピングセンターに、ヘルズエンジェルズがゾンビと共に流れ込んでくる。略奪や破壊行為を見ているうちに、「ここは俺たちのものだ」と怒るスティーヴン。

そうなると、敵は人間であるヘルズエンジェルズなのです。でも、相手は何十人もの集団。「彼らはこの世界で生き残ってきたプロの軍事集団だ」とピーターが言うシーンがあります。それに比べて、こちらは3人。

かくして、人間同士の戦いが始まるのですが、暴走族たちに立ち向かうために、ゾンビを利用するシーンも出てきます。

かくして、再びショッピングセンターはゾンビの手に戻る・・・。

当時の批評で「消費社会への批判と皮肉がこもっている」などと書かれていましたが、果たして・・・?

とにかく、時を置いて何度も観てしまう映画。これぞ、カルト映画の代表作でしょうね。